crystalの輝き

今日は、雨降りで涼しい伊江島です。やっと今週中には梅雨明けしそうな天気予報ですね。

蒸留所では来週のイエラム・クリスタルの充填の準備を行っています。先週、クリスタルの原酒タンクからラム充填瓶詰施設のタンクに原酒を送り、徐々に加水調整して製品のアルコール度数３７％に近づけていきます。原酒はアルコール度数６０％以上あります。もちろんそのままでも良いのですが（海外のブランは５０度以上の物が中心ですしね。）少しでも多くの人に飲んでいただくために、飲みやすい度数に落としていきます。そうすると、原酒に含まれる油分が出てきます。表面に浮いていたり濁りとして現れてきます。

これはサトウキビの表面に白くついているワックス成分などです。これを活性炭を用いて濾過すると、クリスタルの様な輝きを持つラム酒になります。しかし濾過しすぎるとラムの風味や香りまで取り去ってしまい、パンチもコクも感じない薄っぺらい酒になってしまいますので、時間や量などを慎重に考えて行います。

 

右側にあるタンクに原酒が入っていて活性炭で油分などを吸着させます。それを手前の濾過器を通して濾過し、左側のタンクにためていきます。この後、最終的なアルコール度数調整を行い、割水となじませてから、充填・瓶詰することになります。

 

暑い夏は、クリスタルのように磨かれた、イエラム・クリスタルで作った爽やかモヒートを飲みましょうね。よろしくお願いいたします。

m.a